四十肩(五十肩)の急性期と慢性期とは?

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四十肩(五十肩)の急性期と慢性期について

四十肩(五十肩)はとても有名な病名ですよね。

 

急性期と慢性期があり、肩の痛みや動きの制限がおもな症状となります。

 

四十肩(五十肩)はあまりにも有名な病名ですので、多くの誤解や認識のズレがあり、いろんな情報が飛び交っているのも特徴です。

 

それだけ四十肩(五十肩)で苦しむ方が多いということでしょう。

 

さて、今回は、四十肩(五十肩)の急性期と慢性期について書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)の急性期・慢性期の症状は?

四十肩(五十肩)は、特に原因なく発症することも多いものです。

 

正確な診断名としては、「肩関節周囲炎」といわれます。

 

四十肩(五十肩)の急性期は、肩の鈍痛から始まり、夜間も痛くて眠れないような時期です。

 

初めは、なんとなく痛いくらいですが、数週間のうちに徐々に痛みが強くなり、あまりに痛くて動かせなくなってきます。

 

数か月を過ぎた慢性期になると、徐々に痛みは治まってきますが、動きの制限が強くなり、痛みはあまりないけど動かせないという症状に変わってきます。

 

四十肩(五十肩)にも、このような急性期や慢性期があり、症状の差が大きいということは多くの方が知らないようですね。

 

四十肩(五十肩)の急性期の中で、特に痛みの出始めは、何気ない動作で痛みが出現するようになります。

 

たとえば、動く範囲は特に問題ないけどちょっと手を伸ばしたり、車のシートベルトを取ったり、女性であれば下着をつけたりというような動作です。

 

急性期の中で最も痛みの強い時期は、動きの制限も強くなります。

 

しかし、この時点では関節が固まっているわけではありません。

 

痛みがあまりに強くて動かせないとか、肩の中の炎症が強くなり、組織同士が接着剤でくっつくような「癒着(ゆちゃく)」という状況になっています。

 

急性期の最も特徴的な症状は「夜間痛」といわれる夜うずくような強い痛みです。

 

日中はまずまずなのに、眠っていると急激にうずくような痛みが出て目が覚める、朝方にじんじんとする、などが症状の特徴です。

 

四十肩(五十肩)の慢性期になると、今度は関節の周りの靭帯や関節包(かんせつほう)といわれる関節を包む袋が短縮してにっちもさっちも動かない、という症状になってきます。

 

肩の高さより手が上に挙がらない、腰に手を回せない(ズボンのポケットに手が回せない)、横に手を伸ばせないなど、かなり強い制限が出てきます。

 

慢性期になると痛みは無理に動かしたときくらいで、夜間痛も落ち着いてしまうので、意外に何とか生活できてしまうことが多く、放っておく方も少なからずいます。

 

しかし、肩が固まってしまった分、首や肩甲骨、背中、肘などに大きな負担がかかるようになり、別の症状を出すことが多いのが厄介なところです。

 

四十肩(五十肩)の急性期と慢性期には、大きな違いがあります。

 

きちんと知って適切な対処ができるようにしましょう。

四十肩(五十肩)の急性期と慢性期~痛くても動かせばいいんでしょ?~

四十肩(五十肩)の急性期と慢性期は、どのような対処をすれば良いのでしょうか?

 

ここでは、それぞれの対処や注意点について書いていこうと思います。

 

四十肩(五十肩)の急性期の症状は、肩回りの鈍痛があり、動かす範囲としては大きく動かせないくらいから始まり、徐々に痛みが強くなって夜目が覚める、などの時期を言います。

 

この時期の注意点としては「痛いことを痛いようにしない」ということです。

 

どういう事かというと、この時期に無理に痛みのあることをしても、のちのち痛みが増すだけで、いいことは一つもありません。

 

四十肩(五十肩)は、ある程度動く範囲はあるので、生活上多少痛くても動かせてしまうのが問題ですが、この時期の過ごし方によって症状の落ち着き方が変わってきます。

 

もちろん、完全に固めるほど動かさないのもよくないので、いろいろな別のところを動かす運動はどんどん行っていくとよいでしょう。

 

たとえば、肩以外の肩甲骨周り、首、反対側の手、歩くことなどです。

 

四十肩(五十肩)の急性期に特徴的な「夜の痛み」に対しては、肩の下に枕を置く、痛いほうの方を上にして大きめのクッションを抱っこするようにして眠るなど、腕の置き場を作ってあげると眠りやすいことが多いです。

 

何度も言うようですが、基本は「痛みのある動作をできるだけ避ける!」ということです。

 

一方、四十肩(五十肩)の慢性期になると、痛みは落ち着き、動きの制限がとても強くなる時期です。

 

この時期になると動かそうにも固まってしまい、できないことがとても多くなります。

 

着替え一つとっても一苦労といった状況です。

 

四十肩(五十肩)の慢性期の対処も、もちろん無理に痛みを我慢して動かすのは良くありません。

 

しかし、固まった関節を、徐々に動かしていく時期になります。

 

ただブンブンと腕を回したり、ぶら下がり棒にぶら下がったりなど急激な運動は絶対にダメです。

 

例えば、反対側の手で動かないほうの手を持ちながら万歳をする(いいほうの手で補助する感じ、悪いほうの手・肩はあまり力を入れない)、タオルや棒をもって挙げる練習をする、などがよいでしょう。

 

四十肩(五十肩)の慢性期も、悪いほうの肩に極力、力を入れないようにするのが大切になります。

 

徐々に動きが広がってくれば、ラジオ体操など大きな全身運動を行うようにするのが良いでしょう。

 

四十肩(五十肩)の急性期、慢性期の対処は間違うと悪化させるだけになります。

 

決して無理をせず、適切な対処を取っていきましょう!

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