四十肩(五十肩)と首の痛み~結構な確率で合併するもの?~

四十肩(五十肩)の症状は、肩の痛みと動きの制限が主です。

 

ところが、結構な確率で首の痛みを訴える方もいらっしゃいます。

 

むしろ、首が痛いな、と思っていたら徐々に肩にも痛みが出て、四十肩(五十肩)になるという方もいらっしゃるようです。

 

今回は、そんな四十肩(五十肩)による首の痛みについて書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)による首の痛みで注意すべきこと

四十肩(五十肩)で首の痛みが出る場合、最も気を付けるべきは「首の神経」の問題です。

 

頚椎(けいつい)椎間板ヘルニアなどが四十肩(五十肩)と合併した場合、肩だけでなく、首から背中、腕にかけて強い痛みやしびれを出すことがあります。

 

神経の問題なので、ひどくなれば筋肉の麻痺や感覚の障害が起こります。

 

そして、このような神経の症状は治りにくく、完全には戻らないケースもあるので注意が必要です。

 

むしろ首の痛みの方が先で、無理して肩を使っていて四十肩(五十肩)になるほうが多いかもしれません。

 

次に、四十肩(五十肩)で首の痛みがある場合、肩や腕の動きの制限がある中、それでも腕を使わざるを得ないときに起きることがあります。

 

いわゆる「肩こり」のような鈍痛や重さから始まり、いずれ首の筋肉がガチガチになり、首が回らなくなる人もいます。

 

さらに、肩をかばって動かす癖がついてしまい、首周りへの負担が増加し、こむら返りのような筋肉の痙攣が起き、寝違えと同じく首がどの方向にも動かせなくなることもあります。

 

また、四十肩(五十肩)になる方は、もともとの姿勢の悪い方が多いです。

 

そのため、首にも普段から負担がかかりやすくなっており、四十肩(五十肩)をきっかけに首の痛みが出ることもあるのです。

 

なかには、四十肩(五十肩)になって首も痛くなり、それをかばう動きが癖になり、結局そのまま固まってしまった方もいらっしゃるようです。

 

四十肩(五十肩)に伴う首の痛みは多く見られる症状です。

 

肩が痛くて動かせなくても、ほかの場所を動かすことで症状を緩和させることができます。

 

首周りも無理のない範囲で積極的に体操を行うようにしてください!

四十肩(五十肩)に首の痛みがある対処法~基本は一緒です~

では、四十肩(五十肩)で首が痛い場合の注意点や対策について書いていこうと思います。

 

まず、最も注意すべきは「頚椎(けいつい)椎間板ヘルニア」などの首の神経疾患を合併している場合ということは前述しましたね。

 

神経を障害した場合、単に痛みが出るだけではなく、しびれや感覚の障害、筋肉の麻痺などの症状が出てしまいます。

 

このような神経の症状があるかどうかは、ご自身で判別はできないことが多いです。

 

なので、四十肩(五十肩)に首の痛みやしびれなども伴う場合には、医療機関できちんと確かめることをお勧めします。

 

四十肩(五十肩)で首の痛みがあり、併せて背中やうでにしびれがある場合、首を無理に回したり、反らしたりすることはおすすめしません。

 

自分から積極的に動かすことはやめた方がよいでしょう。

 

もちろん、肩そのものも四十肩(五十肩)による痛みが出るため、無理に動かす必要はありません。

 

日常生活では、いかに症状が楽になる座り方や寝方を見つけられるかが勝負になります。

 

枕やクッションなどを利用して楽な姿勢を見つけましょう。

 

また、四十肩(五十肩)で首の痛みが出る場合、前述したように、もともとの姿勢の悪さや、肩の痛みによる動かし方の癖などが原因として考えられます。

 

これらの姿勢や動きの癖はすぐに治るものではありません。

 

首の痛みや四十肩(五十肩)の再発にとても影響してしまうのです。

 

そこで対処法として、四十肩(五十肩)になった「肩の脱力」を心がけることが大切です。

 

動きの範囲が制限されている分、肩甲骨などの動きが過剰になってしまうので、首周りや背中の筋肉が酷使されていまい、痛みを出すのです。

 

姿勢に関してもいい姿勢で固めようとせず、背中全体から動かすような体操を行う癖をつけるとよいでしょう。

 

四十肩(五十肩)の首の痛みは重大な問題を起こしていることもあります。

 

まずは適切に判断してもらい、自分でできる対処はしっかりと毎日行っていきましょう!

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