四十肩(五十肩)で真横にあげると痛い?

四十肩(五十肩)になった方で「腕を真横にあげると痛い」という方が、たくさんいらっしゃいます。

 

あまりイメージがないかもしれませんが・・・

 

実は、四十肩(五十肩)の初期には「前からあげるのは大丈夫だけど、真横にあげるのが痛い」という人がほとんどです。

 

今回は、そんな四十肩(五十肩)で真横にあげると痛いというケースについて、書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)で腕を真横にあげると痛いという原因は?

四十肩(五十肩)で、腕を真横にあげると痛い時、最も多いのが、肩の周りを包む筋肉「腱板」の働きが悪くなっているケースです。

 

腱板の働きが悪いと、肩の動きがコントロールできなくなり、腕をあげるときに関節の中でこすれあってしまい、痛みが出ることが考えられます。

 

これは、インピンジメント症候群といわれるものです。

 

特に、肩の関節の特徴として、体の真横から腕をあげる場合には、インピンジメント症候群が起きやすいのです。

 

このような場合の症状としては、上に挙げ切るときに痛いというよりも「肩の高さくらい」に腕がきたときに痛むことがほとんどです。

 

しっかりと上げたときに痛いのではなく、肩の高さくらいで痛いので、日常生活のいろいろな場面で痛むことが多く、結構困ってしまうのです。

 

痛みとしては、引っかかるような感じがします。

 

そこを過ぎると、頭の方まで腕が挙がる場合もありますし、チクっと痛みがでてそれ以上腕があがらない、という場合もあります。

 

四十肩(五十肩)の痛みの原因となる腱板は、いわゆるインナーマッスルと言われるもので、日常生活の何気ない動作で傷ついてしまいやすいです。

 

遠くに手を伸ばすことや、大きくひねる動作で傷つくことがよくあるのです。

 

また、四十肩(五十肩)で真横にあげると痛い場合、大きく影響するのが「姿勢」です。

 

ちょっと背中が曲がっているだけでも、腕は一気にあげにくくなり、真横にあげると痛いというのは非常によくあることです。

 

そこから、四十肩(五十肩)になってしまうことが多くあるので、痛みのある動作は無理しないようにしましょう!

四十肩(五十肩)で腕を真横にあげると痛い場合の対処法

四十肩(五十肩)になった場合に、真横からあげるのが痛くない…という人は、ほぼ100%いないと思われます。

 

では、その場合の対策について、書いていこうと思います。

 

四十肩(五十肩)で真横からあげると痛い場合、まずは「真横からあげないこと」が大切です!

 

…と力強くいいましたが、当たり前だろ!と言われるかもしれません。

 

しかし、実は、真横からあげると痛い場合に限らず、その動きを避けることは、四十肩(五十肩)の予防につながることなのです。

 

四十肩(五十肩)で、腕を真横からあげることは、肩の痛みがあろうがなかろうが、そもそもやめたほうが良いでしょう。

 

なぜなら、腕を挙げる時には「腱板」の働きが必要なのですが、真横からあげる場合には、より強くその働きが必要となるからです。

 

さらに、悪い姿勢の影響も、より受けやすいのが、真横からあげるという動作になります。

 

つまり、そもそもリスクの高い動作であることがわかっていただけるかと思います。

 

では、対策についてです。

 

日常生活できる対策としては、まずは肩甲骨や背中を大きく動かす習慣をつけることです。

 

単純に、背中を曲げたり伸ばしたりするだけでも、ずいぶん違います。

 

そして、実は重要なのが「体を捻じる角度」です。

 

真横からあげることを避けようとすれば、体を捻じって対応することが必要になります。

 

普段から体を捻じる体操をするだけでも、これまたずいぶん違うものです。

 

特殊な運動やメディアで騒がれている体操はたしかにいいものですが、シンプルなものも意外に効果があるものなのです。

 

(最後は実行できるかどうかが大切です)

 

おさらいすると、四十肩(五十肩)で真横からあげるのが痛い場合・・・

 

  • 真横からあげることは極力避ける
  • 腕を動かすときは姿勢を意識する
  • 普段から背中を曲げたり捻じる体操を心掛ける

 

そんなことをぜひやっていただけると、とても効果的であることを感じるでしょう。

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