四十肩(五十肩)になる人って?~なんで私が?~

四十肩(五十肩)はとても有名な病名で、なる人も非常に多い疾患です。

 

これだけ有名だと、誰でもなりそうな気もするのですが、実際のところ40代50代になっても四十肩(五十肩)になる人とならない人がいます。

 

それでは、四十肩(五十肩)になる人とならない人で、何か違いはあるのでしょうか?

 

ここでは、四十肩(五十肩)になる人とならない人の特徴などについて見て行きたいと思います。

四十肩(五十肩)になる人は特徴がある?

実際、特に生活習慣が変わらなければ、四十肩(五十肩)になぜなるのかははっきりしていません。

 

なぜなるのかがハッキリしていないものなので、なりやすい人、といわれても難しいところがあります。

 

そんな中でも、四十肩(五十肩)になる人の特徴として、以下のようなことがあります。

 

  • 肩から腕回りの大きなけがの経験がある
  • 仕事で重いものを抱えたり激しい運動をしたりしている
  • 食事なども含めた生活習慣が偏っている
  • 姿勢が悪い
  • 生活や仕事でのストレスが強い

 

一つ一つ見ていくと、けがの経験がある人、例えば、若いころに野球で肩を痛めたとか、腕の骨折の経験がある方は、肩を支える筋肉を傷めていたり、弱くなったりすることが多いです。

 

そのため、四十肩(五十肩)になるリスクは高くなります。

 

仕事の影響も大きいです。

 

ただ重いものを抱える仕事、というだけでなく、長時間の運転など、ずっと座っている仕事の方が、意外となる人が多いものです。

 

激しい運動では、ついつい自己流での運動を行うことが多く、肩に負担をかけている場合があります。

 

生活習慣では、寝不足や偏った食事により、自律神経のバランスが乱れ、血流へ影響します。

 

そのために、四十肩(五十肩)になるリスクが高まると考えられます。

 

そして、姿勢の影響があるのは、一番わかりやすいかもしれません。

 

猫背になっている、スマホを長時間いじっている、ずっと座ってパソコン作業をしている、など肩の動きを制限している姿勢は四十肩(五十肩)になる人の特徴です。

 

心理的なストレスが影響することは言わずもがなでしょうか。

 

このように、四十肩(五十肩)になる人の特徴は、実は肩こり腰痛になる人と共通する部分が多くあります。

 

そのために、四十肩(五十肩)と腰痛を合併することも多くあります。

 

ただ、逆をいえば、少し気を付けるだけで、四十肩(五十肩)も腰痛も予防したり、なったにしても症状を軽く抑えたりすることができるといえます。

 

姿勢一つからでも見直してみてはいかがでしょうか?

四十肩(五十肩)になる人~何から気を付けようか?~

四十肩(五十肩)になる人の特徴は様々あることは先ほど書きました。

 

さて、それでは四十肩(五十肩)になる人、なりやすい人は一体どんなことに注意していけばよいのでしょうか?

 

まずは、もともと若いころに肩のけがをしたことがある人についてご説明します。

 

その場合、スポーツなどをしなくなると、特に鍛えなくても不自由することはなくなるので、筋力が落ちたまま年齢を重ねることが多くあります。

 

ですから、まずは、腱板といわれる筋肉を習慣的に鍛えることが大切です。

 

ペットボトルに水を入れ(だいたい500g~1㎏)、体に対し30~45度くらいまで斜め前方へ軽く上げるという動作を繰り返すだけでもよいトレーニングになります。

 

ポイントは力を込めずに振るようにすることです。

 

生活習慣では、バランスの良い食事や、生活リズムを整える事などはもちろん大切です。

 

さらに、もともと体の固い人は、ストレッチ中心に、もともと体が柔らかい人は筋力強化を中心に、生活の中に取り入れることが四十肩(五十肩)の予防になります。

 

姿勢の影響が、もっともわかりやすいかもしれません。

 

四十肩(五十肩)になる人はやはり姿勢が悪い方がほとんどです。

 

また、姿勢が一見よさそうに見えても反り腰であったり、背中全体が薄く見える方(=筋力がない)だったりします。

 

姿勢に関しては、いくら注意しても完ぺきには難しいので、軽く顎を引く意識を持つ、骨盤が後ろに倒れないように意識する、など簡単に考えてみるとよいでしょう。

 

もちろん、長時間同じ姿勢でいた場合はゆっくりと大きく背伸びをしたり、ねじってみたり、気持ちの良い範囲での体操をゆっくりと行った方が良いと考えられます。

 

心理的なストレスに関しては、環境によって左右されるのでなかなか注意するところが難しいです。

 

しかし、やはり四十肩(五十肩)にしろ、腰痛にしろ、それらになる人、もしくは治りにくい人はストレスへの対応がうまくない方が多いように感じます。

 

何か楽しみや発散方法を見つける、わずかな時間でもリラックスタイムを設けるなどちょっとしたことで心は栄養補給できるようにできています。

 

四十肩(五十肩)になる方は多くの場合、思い当たることはないとお話しされますが、姿勢や生活の話をうかがっていると「なるべくしてなった」という人がほとんどです。

 

まずは、簡単なところからご自身の生活スタイルを見直してみてはいかがでしょうか?

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