四十肩(五十肩)と耳鳴り~関係ある?関係ない?~

四十肩(五十肩)になった方の中に耳鳴りも併せて訴えられる方がいます。

 

この「耳鳴り」というものは非常に判断が難しく、時には重大な問題を含むこともあるようです。

 

そもそも四十肩(五十肩)と耳鳴りにどこまで関係性があるかというと、実際のところははっきりしていないものの、基本的には「関係ない」とされています。

 

しかし、直接的でなくても間接的に四十肩(五十肩)と耳鳴りには関係があるという部分もあるのです。

 

今回はそんな耳鳴りと四十肩(五十肩)の関係について書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)と耳鳴りはどんな関係があるの?

四十肩(五十肩)と耳鳴りには、どのような関係があると考えられるのでしょうか?

 

まず、耳鳴りといってもいわゆる飛行機の中で感じるようなものもあります。

 

しかし、そのような一時的な耳鳴りではなく、慢性的に続く耳鳴りには注意が必要です。

 

四十肩(五十肩)と関連があるかもしれない耳鳴りは、首周りの筋肉の硬さが目立つような四十肩やストレスからくるもの、年齢を積み重ねることでおこるもの、などがあります。

 

四十肩(五十肩)で耳鳴りがでる時、首周りの筋肉が固くなっている場合があります。

 

四十肩(五十肩)では、肩の痛みのせいでどうしても肩甲骨や首周りの筋肉の緊張が高くなりやすいです。

 

かばって動かすことも多くなるので、首周りの症状も出しやすいのです。

 

その首周りの筋肉の中で、首の横にある胸鎖乳突筋という筋肉が固くなると耳鳴りのような症状を出すといわれています。

 

これは、普段の姿勢にも関連する筋肉なので、もともとある程度固いことが多い筋肉です。

 

また、四十肩(五十肩)による耳鳴りには、ストレスの影響が考えられます。

 

そもそも、四十肩(五十肩)も耳鳴りも、ストレスとの関係が非常にあるといわれている疾患であります。

 

さらに、四十肩(五十肩)の痛みは長く続きやすいので、痛みがあるという強いストレスによっても余計に耳鳴りへも影響しやすいと考えられています。

 

最後に「加齢」によるものです。

 

こればかりは致し方ないのですが、四十肩(五十肩)は、40歳代の方にだけ起こるわけではありませんので注意が必要ですし、結構誤解が生じやすい名前かもしれませんね。

 

このように、耳鳴りと四十肩(五十肩)は一見関係なさそうでも、間接的に影響しあっていることは十分考えられます。

 

まずは、耳鳴りの原因を医療機関ではっきりさせることをお勧めします。

四十肩(五十肩)と耳鳴り~首周りの問題は自分で解決できる?~

四十肩(五十肩)で耳鳴りが出る場合、以下のようなことが考えられます。

 

  • 首回りの筋肉の固さの問題
  • 生活環境や肩の痛みによるストレスなどの問題
  • 加齢による問題

 

ここでは、それぞれに対する注意点などを書いていこうと思います。

 

そもそも、耳鳴りがある場合、やはり医療機関を早く受診するべきです。

 

耳鳴りの中には重大な問題のサインであることも考えられるからです。

 

四十肩(五十肩)で耳鳴りがある場合、最も多くあるのが首回りの筋肉の問題です。

 

もともと姿勢が悪い方が多く、さらに四十肩の痛みにより余計に筋肉の緊張が高まるのです。

 

このような場合、まずは肩甲骨をゆっくりと動かすことが大切です。

 

首を回す方がいらっしゃいますが、実はこれは凄く危険です。

 

首を回す、特に反らす方向を無理に行うことで「頚椎椎間板ヘルニア」などの危険性を増すことになってしまうのです。

 

ゆっくりと首を横に倒す、肩甲骨を回す、背中を曲げたり伸ばしたりという地味なことから始めるほうがよいでしょう。

 

次に、ストレスの影響についてですが、四十肩(五十肩)の場合、耳鳴りのあるなしにかかわらず生活への支障が非常に大きく、かつ痛みも強く伴うことが多いです。

 

そのため、痛みに苦しむ機関が長くなりやすく、身体的にも心理的にもストレスが非常に強いのです。

 

耳鳴りもこういったことがきっかけとなって発症することが多いです。

 

対策としては個別にいろいろな事情がありますので一概には言えませんが・・・

 

腹式呼吸を心がける、腹式呼吸のために肩甲骨周りがあがり過ぎないようにする、5分でもいいからゆったり何も考えずに済む時間を作る、という体操や気分転換の時間をいかにたくさん作れるかがポイントになります。

 

最後に、加齢による四十肩(五十肩)や耳鳴りの問題についてですが、これはなかなか難しいところです。

 

基本的な対応は同じで、最優先で医療機関の受診、問題なければ背中から肩甲骨にかけての体操や姿勢をよくするために顎を軽く引いて立つ、などを行っていきましょう。

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