四十肩(五十肩)と猫背~姿勢は良いに越したことはない?~

四十肩(五十肩)になった方で「やっぱり猫背だからかねぇ?」なんておっしゃる方がいます。

 

皆さん、やはり猫背はよくない、という認識はお持ちのようで、きっと多くの方が納得するのではないでしょうか?

 

ところで、実際、四十肩(五十肩)と猫背には、どんな関係があるのでしょうか?

 

今回は、四十肩(五十肩)と猫背について書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)に猫背~どう影響するの?~

四十肩(五十肩)に猫背がどう影響するか?ですが、何よりも体験することが一番です。

 

単純に、猫背になってバンザイをしてみてください。

 

なんと腕が挙がりにくくなることか・・・

 

さらに、肩よりもちょっと上まで腕をあげようと思っても、猫背の方が良い姿勢の時よりも力が必要であることに気づいていただけるかと思います。

 

あがる角度が制限されるだけでなく、腕を挙げるための筋肉の使われ方まで大きく変わってしまうのです。

 

そのため、日常生活のあらゆる場面で肩への負荷が大きくなり、四十肩(五十肩)になるリスクは大きく増してしまうのです。

 

だから、私は何もしてないけど四十肩(五十肩)になった、という人が多いのです。

 

どうしてもインパクトのあるキッカケがあるものだ、と思いがちですが、日常の負荷が増えている状況では、何気ない動作で肩を傷めることの方がよくあることなのです。

 

さて、四十肩(五十肩)と猫背の関係でもう一つ気を付けなければならないことは、首や腰への負担の問題です。

 

猫背でいると、肩こりや頚椎椎間板ヘルニアなど首周りの問題、同じく腰椎椎間板ヘルニアなどの腰回りの問題を引き起こしやすくなります。

 

そして、何よりも厄介なのが、「猫背は脳に学習される」ということです。

 

脳の中で学習されてしまうと、猫背でいることが当たり前になってしまい、良い姿勢をむしろ違和感として脳が認識するようになります。

 

そのため、猫背を治していこうと思うと、即時的にはちょっとエクササイズすればよくなるのですが、習慣として姿勢を改善しようと思うと非常に時間がかかります。

 

さらに、その間常に首や腰の問題、四十肩(五十肩)のリスクを背負っていることになるのでその大変さがわかっていただけるかと思います。

 

姿勢はよいに越したことはありません。

 

四十肩(五十肩)にならないためにも猫背を治すように意識してみてはいかがでしょうか?

猫背で四十肩(五十肩)~肩よりもまずは・・・~

四十肩(五十肩)で猫背になっている方は非常に多くいらっしゃいます。

 

先ほども書いたように、猫背の場合、肩の動きが非常に行いづらくなり、肩を傷めるリスクが増してしまうのです。

 

さらに、首や腰にまで影響を及ぼすことが考えられ、決していいことはありません。

 

今回は、そのような四十肩(五十肩)で猫背の場合の注意点について書いていこうと思います。

 

四十肩(五十肩)で猫背の場合、まずは、言うまでもなく姿勢を意識することは大切です。

 

四十肩(五十肩)では、ついつい腕を無理に上げたり、回したり、ということをする人が多いように思います。

 

しかし、四十肩(五十肩)では腕を無理に動かすと痛みを伴うことが多く、腕を回すような動きはあまりお勧めできません。

 

その代わりに、猫背を治すような肩甲骨周りの運動や背中の体操などは、行った方が良いと思います。

 

姿勢に関しては、実は常にいい姿勢でいればよいかというとそうでもなく、常に一定の姿勢で固めてしまうより、何かと動いた方が良いということがわかっています。

 

四十肩(五十肩)に関しても同様で、猫背を無理に修正してそのままの位置をキープしようとするより、定期的にいい姿勢を意識しながらそれ以外では何かと動く、というほうが良いと思います。

 

猫背の注意点というと、さらに猫背の治し方というか姿勢をよくしようとする意識の間違いがあります。

 

姿勢をよくしようとするとついつい背筋を伸ばす、胸をはるという言葉が頭に上ると思いますが、これが実は間違っていることが多くあります。

 

背筋を伸ばしたり、胸を張ろうとしているつもりでも、実は腰が反っていたり、お腹を前につきだしているだけだったりと、感覚的に実は非常に難しい修整方法なのです。

 

そのため、軽く顎を引く、骨盤を起こす、という程度の意識のほうがうまくいくことが多いのです。

 

このように、四十肩(五十肩)と猫背は関係が深いものですが、その修整方法はいろいろとあります。

 

基本的には、無理にいい姿勢で固めようとするよりも、何かと動く習慣をつけた方が良いと思います。

 

まずはちょっと顎を引く、くらいのことから始めてみてはいかがでしょうか?

スポンサードリンク

関連記事とスポンサーリンク