四十肩(五十肩)と背中の痛み~結構よくあるんです~

四十肩(五十肩)になった方の訴えの一つとして、肩も痛いけど背中も痛い、ということがあります。

 

さらに、四十肩(五十肩)の経過中に、急にピキッと背中が痛くなる、なんてこともよくある話です。

 

では、このような背中の症状の原因はどこにあるのでしょうか?

 

今回は、四十肩(五十肩)と背中の痛みについて書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)で背中が痛いという原因は?

四十肩(五十肩)で背中が痛くなる場合、最も注意すべきは「心臓の問題」です。

 

ほかの記事にも書いていますが、肩の動きに関わらず、動かしていようがいまいが、左肩や背中、胸が痛くなる場合には、「心筋梗塞」や「狭心症」の初期症状が疑われます。

 

これも毎回書くことですが、ただ痛いだけでなく、息苦しさや冷や汗なども出るので、このような場合はすぐに医療機関を受診すべきでしょう。

 

四十肩(五十肩)で背中が痛くなるそのほかの理由では、やはり首からの問題があることが多いです。

 

頚椎椎間板ヘルニアで神経を圧迫しているケースでは、腕から指だけでなく背中特に肩甲骨周りがチクチクと針で刺すような痛みが出ることがあります。

 

このような場合は、肩の動きによっても首の動きによっても、肩から腕、背中が痛くなるので、生活上の制限や不便が非常に強くなってしまいます。

 

さらに言えば、四十肩(五十肩)が治るのも遅くなってしまいます。

 

また、背中の痛みの原因として最も多いのが、姿勢からくる筋肉の問題です。

 

四十肩(五十肩)では、肩そのものの動きの制限が非常に強くなるとともに痛みも出ます。

 

そのため、肩をかばう動きが必要になるのですが、背中の動きにも普段より大きな動きが求められるというわけです。

 

さらに、肩の痛みのせいで首から背中、腰にかけての広い範囲で筋肉の緊張は高くなりやすく、ますます痛みを出しやすい状況にあるわけです。

 

さらに、そんな風にかばっているうちに疲労が蓄積し、ふとしたときにいわゆる「筋肉がつる」ということが起き、それがピキッとした痛みとして出てくるのです。

 

このように、四十肩(五十肩)で背中が痛くなる場合には様々な原因が考えられます。

 

非常に合併することの多い症状ですし、極々稀に命に係わる問題を含むこともあります。

 

なので、おかしいと思われれば一度は医療機関でのチェックをお勧めします!

四十肩(五十肩)で背中が痛い~やっぱりできれば動かしたい~

では、四十肩(五十肩)で背中が痛い場合の、注意点や対処について書いていこうと思います。

 

四十肩(五十肩)で背中が痛い場合、先ほども書いたように最も注意すべきは心臓の問題です。

 

繰り返し書いているように、肩を動かしていなくても痛みが続く場合や、冷や汗、息苦しさ、胸の指すような痛みなどがありますので、このような場合は早急に医療機関へGo!です。

 

首からの問題でも、背中の症状が出ることがあります。

 

これにも、急性期とその後の慢性期と時期的な問題もあるのですが、基本的には首の動きや姿勢で症状が増減するので、どんなに悪い姿勢であっても、背中の痛みが楽になるようなところを探すことがポイントになります。

 

皆さん全員に適用できるかは別ですが、首を反らすような動作はできるだけ避けた方がよさそうです。

 

姿勢を突き詰めると「何が良い姿勢か?」なんて話になってくるので、実際には軽く顎を引いて骨盤を起こすというくらいで十分です。

 

良い姿勢にしようとすればするほど、逆に四十肩(五十肩)である肩回りの緊張を高めてしまうことが多いのです。

 

いわゆるロボットになったように姿勢を固めようとする人もいらっしゃいます。

 

そのほか、四十肩(五十肩)で背中が痛い場合、最も多いのが肩回りや背中の筋肉の問題です。

 

何気ないことですが、ちょっと痛みがあるところとその筋肉のある周りで筋肉を触ってみる、というくらいでしか、どこの筋肉の問題かわからないのではと思います。

 

四十肩(五十肩)に対する対処と一緒で、無理やり動かそうとするよりは、リハビリ等の治療を受ける事、どのような治療を受けるにしても痛みの強くない範囲でおこなうことが大切です。

 

日常で動かす際も、痛みのある動作を無理に行うよりも、軽い体操にとどめておくべきかと思います。

 

このように、四十肩(五十肩)で背中が痛い場合にはいろいろなケースがあります。

 

基本の痛みのない範囲で無理なく、ということを守りながら対処をしてみてください!

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