四十肩(五十肩)と手首~どっちが先?~

四十肩(五十肩)になった方の訴えの一つとして、手首の痛みがあります。

 

手首が悪いから肩が悪くなる!とまで断言はできませんが、体はやはりつながっているものです。

 

では、四十肩(五十肩)と手首の痛みには、どんな関係があるのでしょうか?

 

今回は、そのような手首の痛みと四十肩(五十肩)について書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)で手首が痛くなる原因は?

四十肩(五十肩)の人の話をよくよく聞いていると、実は数か月前に転んで肘や手をついて少し痛めました、なんてことはよく耳にします。

 

実際に、関連はあるのでしょうか?

 

実は、筋肉のつながりや手首の痛みをかばうような動きで、四十肩(五十肩)になるリスクが増すということはよくある話です。

 

最大の問題は「手を使わないわけにはいかない」ということでしょうか。

 

手首を痛めると、多くの場合ひねる動作や手をつく、という動作に痛みが出ます。

 

これらの動作は、日常で頻繁に行う動作であるため、常に痛みを感じながら生活することになります。

 

そうしていると、かばった動きが身についてしまい、肩の余計な動きが多くなり、さらに手首の痛みは肘からそして肩回りの筋肉の過剰な緊張を呼んでしまいます。

 

そうしているうちに肩への負担も大きくなり、四十肩(五十肩)となってしまうというわけです。

 

多少強引な論理に聞こえるかもしれませんが、これがまたよくあることなのです。

 

それだけ手をよく使うし、かばってしまう、ということでしょうか。

 

逆に難しいのが、手首を治したら四十肩(五十肩)も治った、みたいなことです。

 

そのような例が全くないとは言いませんが、あまりにも極端すぎますし、「四十肩(五十肩)」と表現しているだけでも、あくまで治った例を誇張しているんだな、と感じます。

 

手首と四十肩(五十肩)に関連はあるかもしれませんが、あくまで四十肩(五十肩)という大きなくくりの一部だと考える方がよいでしょう。

 

改めて四十肩(五十肩)はあくまで俗称で、ひとそれぞれのイメージがあまりにも違い過ぎるという問題があります。

 

四十肩(五十肩)で手首も痛い場合、腕全体の固さや動きの悪さが原因であることが考えられます。

 

適切に対処をして、四十肩(五十肩)を長引かせないようにしていきましょう!

手首の痛い四十肩(五十肩)~使わないわけにはいきません~

では、四十肩(五十肩)で手首の痛みがある場合の注意点などについて書いていこうと思います。

 

四十肩(五十肩)で手首に痛みがある場合、最も注意すべきなのが「痛みの連鎖」です。

 

手首の痛みがあることで、肘まわりの筋肉の緊張が高まることが予測されるとともに、常に動きに注意が必要になります。

 

そのため、かばった動きを体が覚えてしまいやすくなります。

 

このかばった動きを少なくするためには、やはり一番手っ取り早いのが手首を動かさないことです。

 

そんなこと言われても難しいことが多いでしょうが、簡単なサポーターを利用するとよいでしょう。

 

サポーターなんて全く意味がない、という方ややっぱりサポーターをつけても痛い、という方も多いのですが、そもそも痛みをなくすためのものではありません。

 

関節を動かさずに安静を保つということです。

 

四十肩(五十肩)で手首が痛い場合、四十肩(五十肩)による筋肉の過剰な緊張が伝わっていることも考えられます。

 

肘をまたいで、腕から手首に向かっている筋肉も多くあるので、四十肩(五十肩)で苦しんでいるうちに肘や手首まで痛みが出る、ということもよくあります。

 

このような場合は、四十肩(五十肩)の治療を進めることは大前提ですが、実は、手首や肘まわりのストレッチなどから始めると逆に四十肩も楽になる、なんてことも多いです。

 

なので、四十肩(五十肩)になった人は手首が痛くなくても、手首や肘まわりの筋肉を伸ばすようにするとよいでしょう。

 

また、まったく別のものが合併することもあります。

 

例えば、四十肩(五十肩)が多い年代では手根管症候群という手首の関節の隙間が狭くなりしびれや痛みが出る、という疾患もあります。

 

これは自分では対処しづらいものなので、医療機関を速やかに受診することをお勧めします。

 

手首と四十肩(五十肩)、離れているとはいえつながっているものです。

 

悪循環に陥らないうちに適切に対処をしていきましょう!

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