四十肩(五十肩)で左右痛い~同時になることはあるの?~

四十肩(五十肩)になった方の中で、片方の肩が四十肩になって、しばらくしてから反対側も痛くなったという方がいらっしゃいます。

 

つまり、左右が四十肩(五十肩)になるという方が少なからずいらっしゃるのです。

 

では、四十肩(五十肩)に左右が同時になるのは、どういうことでしょうか?

 

今回は、四十肩(五十肩)で、左右とも痛いというケースについて書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)で左右同時に発症するのは何パーセント?

そもそも、四十肩(五十肩)で左右同時に発症することはあるのでしょうか?

 

実は、四十肩(五十肩)で左右同時になる方は、四十肩(五十肩)全体のわずか1割程度と言われています。

 

また、左右なるにしても、時間差があることがほとんどです。

 

左右同時に四十肩(五十肩)になった場合、まずは四十肩以外の病気も併せて疑ってかかったほうがよいでしょう。

 

例えば、関節リウマチは肩や、肘、股関節などの大きな関節の左右同時発症からはじまるといわれています。

 

なので、可能性としては低いにしても、きちんと医療機関でチェックしておくべきでしょう。。

 

もちろん万が一程度しか可能性はないのですが・・・。

 

四十肩(五十肩)が左右同時に痛む場合、基本的には時間差でなることが多いです。

 

片方の肩をかばって動かしているうちに、反対側へ負担がかかるようになり、痛みが出てしまうのです。

 

四十肩(五十肩)の治療の基本は、痛みのある動作を極力避けることです。

 

なので、当然反対側の手を使うことは重要なのですが、問題ないほうの肩でも無理な使い方は禁物です。

 

同じことですが、四十肩(五十肩)が反対側の腕に負担がかかる要因として、治るまでの期間が長くなりやすいことがあります。

 

また、たとえ痛みがおさまっても、動かし方の癖がなかなか抜けないことが考えられています。

 

基本的には、片方だろうが、左右両方だろうが、使い方の習慣を変えることが治療と予防の最重要事項です。

 

四十肩(五十肩)はそのため繰り返してしまいやすいという特徴も持っています。

 

ここまで書いてきたように四十肩(五十肩)が左右同時になることはまれですが、時間差で左右両方四十肩になることは結構あるケースです。

 

左右両方なってしまうとかばうこともできず、生活への支障はものすごく大きくなります。

 

せめて片方だけで済むように負担のかかる動作を極力避けるように心がけて生活していきましょう。

四十肩(五十肩)が左右に出た~ならない生活習慣が最も大切~

四十肩(五十肩)で同時にしろ、時間差があるにしろ、左右両方に痛みがある場合の対処や注意点を書いていこうと思います。

 

先ほども書いたように、四十肩(五十肩)が左右同時に発症することはあまりないことです。

 

しかし、まれに関節リウマチなどの全身性の疾患が見つかるケースがあります。

 

ほとんどないことですが・・・

 

  • 両肩が同時に痛くなり腫れる
  • 同時期に朝起きたときに手のこわばりを感じる

 

などの症状があれば要注意です。

 

四十肩(五十肩)とは治療のアプローチが異なるため、まずは医療機関でチェックしてもらい、疑われるようであれば専門医の受診が勧められます。

 

もちろんほとんどないことなのですが、先に除外できておけば安心かと思います。

 

四十肩(五十肩)で左右が痛いケースのほとんどが、片方をかばっているうちにもう片方の肩も四十肩になったという場合です。

 

このような場合は、極端にいえばどうしようもないという話になってしまいます。

 

四十肩(五十肩)の治療の原則である痛みのある動作を極力避ける、ということがほぼ不可能だからです。

 

全く腕を動かさずに日常生活が送れないことは容易に想像できるかと思います。

 

そんな状況でできることは腕のうごきが少なくて済むようにすることです。

 

もちろん痛みのない範囲であれば動かすことは構いません。

 

  • 手を遠くに伸ばさない
  • 体の横に手を伸ばさない
  • 重いものは持たない
  • ものを持つにしても片手で持たない

 

などの習慣が片方の四十肩(五十肩)の時よりさらに重要となります。

 

また、体を捻じる動きや背筋を伸ばす動きなど肩以外の動きをしっかりと出すように体操などを行うことも必須でしょう。

 

徐々に痛みが引いてきて動きが硬いくらいになれば、両手でタオルを持ってバンザイをするなどの基本的な体操が有効となります。

 

「当たり前」の対処かもしれませんが、それだけ四十肩(五十肩)に左右両方の肩がなってしまうと厄介なのです。

 

まずは医療機関でチェックを受け、リハビリにて適切な指導を受けることをお勧めします!

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