四十肩(五十肩)と低周波~ものは使いよう?~

四十肩(五十肩)の治療の方法には様々あります。

 

その中でよく耳にすることとして「低周波治療器」の効果があげられます。

 

低周波は四十肩(五十肩)に効くのか?ということですね。

 

最近では家庭用の低周波治療器も種類が様々発売されており、いろいろな仕様になっているようです。

 

それでは、四十肩(五十肩)に低周波が効果的かどうかについてご説明してきましょう。

四十肩(五十肩)に低周波治療器~本当に効果的か?~

低周波治療器が四十肩(五十肩)に効くのか?ということですが、四十肩(五十肩)の外堀には効く可能性があるが、本丸には効かない、というのが答えとなります。

 

厳密にいうと、真の四十肩(五十肩)であれば、その原因は、原因不明の肩の中で起こる炎症とされています。

 

そのため、原因がわからないのに低周波が効く、とはいえないわけです。

 

ただし、四十肩(五十肩)といっても周りの筋肉の影響の方が大きいものや、真の四十肩(五十肩)であっても外堀である周りの筋肉に対しては低周波は効果があるといえるでしょう。

 

そのため、結局は家庭用の低周波治療器は四十肩(五十肩)の場合、うまく使うと総じて間接的には効果的ですよ、というくらいの回答になるのです。

 

低周波治療器の効果としては筋肉を一定のリズム(周波数に依存します)でリズミカルに収縮させることで循環改善や過緊張状態の緩和が得られるとされます。

 

そのため肩こりの治療として多く用いられますし、皆さんもイメージしやすいのではないでしょうか。

 

もちろん低周波だけで肩こりが治らないことも経験済みかもしれませんが・・・。

 

四十肩(五十肩)の場合、低周波治療器はここに使いましょう!ということはあまりありません。

 

四十肩(五十肩)は治るのにかなりの時間を要することが多く、痛みが強い時期もあります。

 

動きの制限も強くなり、痛みもあいまって腕を動かすのにかなりかばった動きが身体にしみついてしまいます。

 

そうなると、ただでさえ、四十肩(五十肩)で固くなった筋肉がさらに偏った使い方を強いられることになり、ますます過剰な緊張をしてしまう、慢性的に疲労してしまう筋肉が出てきます。

 

そして、そのかばう動作の行い方は人によって異なるのでダメージを受ける筋肉もまた人によって異なるのです。

 

そのため、低周波治療器を使う場所に決まりはなく、過剰な筋肉の緊張がある部分に用いることをお勧めしています。

 

四十肩(五十肩)にとって低周波治療器は気休め程度、と思っている方も多いかもしれません。

 

四十肩(五十肩)の根本治療にはつながりにくいのは事実ですが、治りやすい環境を整えることや日々の筋肉の疲労状態の緩和には非常に有効です。

 

ものは使いようです、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

低周波で四十肩(五十肩)を治す~低周波だけでは治りませんが~

四十肩(五十肩)の治療の方法のひとつとして低周波治療器があります。

 

これは取り立てて新しいものではなく、いろいろな企業から発売されていますね。

 

一般的な家電量販店でもたくさんの種類の低周波治療器がマッサージ機などとともに置かれているのは、皆さんご覧になったことがあるのではないでしょうか?

 

さて、この低周波治療器は四十肩(五十肩)に対しておおもとには大きな効果がないが、まわりの環境をよくする、という意味では効果がある、と先ほど書きました。

 

それでは、四十肩に対して低周波治療器を用いる場合、どのようなところに注意する必要があるのでしょうか?

 

四十肩(五十肩)に対して低周波治療器を用いる場合、原則は「腹八分目」で終えることでしょう。

 

ついつい気持ちが良いので長くやってしまいがちですが、おおよそ10~20分程度で納める方が良いと考えられます。

 

低周波は筋肉を緩め、血流を促進する効果があるとされますが、長く行い過ぎることで筋肉が逆に疲労したり、緩み過ぎたりすることがあります。

 

筋肉は、本来縮んで力を発揮することが主な働きです。

 

それが緩み過ぎると逆におもだるさを出したり、うまく力が発揮できなくなったりするため、四十肩(五十肩)にとって重要な綺麗な関節の動きを促せなくなってしまうのです。

 

また、使用する場所にもよるのですが、多くの場合低周波を利用して柔らかくした筋肉はそのままにするのではなく、最後はその筋肉を収縮させる、つまりちょっと使うことが大切です。

 

これも先ほどと同じような理由です。

 

伸び縮みをきちんとだすことが筋肉をよい状態にするポイントです。

 

使用する場所ですが、まずは三角筋といわれる肩の最も外についている表面の大きな筋肉に対して使うとよいでしょう。

 

この筋肉は四十肩の時には過剰な緊張を持っていることがほとんどなのです。

 

そのほかには首周りの筋肉に対して使用するもの一つの手です。

 

四十肩(五十肩)は肩の動きをかばおうとして首や背中の筋肉のこり感や緊張が非常に強くなります。

 

間違った動作が身体に学習されないようにするためにも、首周りの筋肉を低周波で緩めておくことはいいことだと思います。

 

このように、やはり低周波治療器も使い方で四十肩(五十肩)にとってプラスになります。

 

劇的な効果を期待せずにまずは使ってみてはいかがでしょうか?

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