四十肩(五十肩)のリハビリが痛い!これって必要なの?

四十肩(五十肩)という病気は、誰しもがなる可能性のあるものです。

 

治療方法も様々で、リハビリもその一つです。

 

しかし、四十肩(五十肩)そのものがとても痛いのにもかかわらず、中には、治療として行うリハビリも痛いなんてことがあります。

 

このように、治療として行っているリハビリが痛い場合、どのようなことが考えられるのでしょうか?

 

今回は、そのようなことについて詳しくご説明したいと思います。

四十肩(五十肩)のリハビリが痛い場合の理由は?

四十肩(五十肩)のリハビリ、と一口にいってもその方法は様々です。

 

また、医師の考え方、リハビリの専門職である「理学療法士」や「作業療法士」の考え方によってやり方はずいぶん異なります。

 

中には、電気を流すというような、物理療法だけで済ませるような病院もいまだにあります。

 

実は、四十肩(五十肩)のリハビリが痛い場合、どうしても痛みを伴う場合と、痛みを伴ってはいけない場合があります。

 

痛みを伴うケースとしては、慢性期の固まってしまった肩の関節を動かす場合、ということが考えられます。

 

慢性期の固まった肩は「凍結肩」と言われるくらいカチカチに固まります。

 

関節を包む袋が、すべて短縮しているような状態なのですが、これを伸ばそうとするとどうしても痛みを伴ってしまうのです。

 

このような場合は、耐えられる痛みの範囲でじわじわと行っていくことがありますので、リハビリが痛くてもやむなしです。

 

痛みの理由をきちんと説明しておこなってくれる場合には、信用して良いと思います。

 

次に、四十肩(五十肩)のリハビリで痛いケースで、あまりよろしくない場合があります。

 

それは、リハビリで無理やり動かそうとすることです。

 

カチカチに固まっていない状態で、痛みを伴いながら動かそうとすることは、火に油を注ぐようなものです。

 

特に、四十肩(五十肩)になりたての頃や、腕を動かす範囲の制限があまり強くないケース。

 

その場合、基本的には痛みを伴うようなリハビリは良くありません。

 

肩の中で炎症が起きている状況なので、たんこぶになっているような部位を刺激してしまうのです。

 

もちろん、周りの筋肉をほぐすような場合に痛いけど心地よい、というくらいなら大丈夫です。

 

このように、四十肩(五十肩)のリハビリで痛い場合にも、それが必要な時もあります。

 

しかし、痛みがあれば我慢はせず必ず痛い、ということを施術者に伝えるようにしましょう!

 

ガマンすることは場合によっては必要ですが、理由をきちんと確かめてみてくださいね。

リハビリが痛い場合の四十肩(五十肩)~必要な痛みもあります~

では、四十肩(五十肩)のリハビリで痛い場合の対処などについて書いていこうと思います。

 

四十肩(五十肩)のリハビリで痛い場合の多くは、凍結肩と言われるような状況になった場合のリハビリです。

 

じわじわと関節を包む袋や、靭帯を伸ばしていくわけですから、どうしても痛みを伴います。

 

このような場合は、リハビリを受けている時に余計な力が入るくらい痛ければ、弱めてもらうことが大切です。

 

痛みのせいで余計な力が入ってしまうと、それが原因でまた動かしづらくなってしまいます。

 

同じリハビリ中の痛みでも、ある程度、施術者に身を任せられるくらいの脱力が重要です。

 

リハビリ後には、意識的に肩の力を抜くようにすると、なおよい効果が得られるのではないでしょうか。

 

そして、凍結肩のような本当にしっかりと固まった関節の場合には、積極的に痛いまで伸ばすことが必要になりますが、リハビリの後にはいったん氷で冷やすことをお勧めします。

 

組織を伸ばすということは、逆を言えば、損傷させることと同義であるため、余計な炎症を抑えるため、リハビリ後にアイシングをするように勧めるべきでしょう。

 

逆に、四十肩(五十肩)の状態によっては、リハビリ中に痛みを伴うことが、あまりよくないこともあります。

 

四十肩(五十肩)の急性期で、何もしていなくても肩に疼く痛みがあったり、夜間に痛みで目が覚めたりするなどの症状があれば、痛みを伴うリハビリはあまりよくありません。

 

リハビリ中に痛みが出るようであれば、すぐに力を弱めてもらうなどの対処をお勧めします。

 

このように、四十肩(五十肩)のリハビリは痛みも伴うものもあります。

 

しかし、ただ痛ければよいわけではなく、状況に応じて使い分ける必要があります。

 

まずはご自身の状態を専門家にチェックしてもらいましょう!

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