四十肩(五十肩)と気持ち悪い症状~どこが気持ち悪いのか?~
四十肩(五十肩)の症状は、主に、肩の痛みと動く範囲の制限であり、日常生活に大きな支障をきたすことが多いです。
しかし、中には「なんか気持ち悪い」という漠然とした症状を訴える方もいます。
今回は、そんな四十肩(五十肩)だけど気持ち悪いという症状について書いていこうと思います。
そもそも「気持ち悪い」という症状の判断は、非常に難しいものです。
肩が気持ち悪いのか、胸が気持ち悪いのか、頭の重さを気持ち悪いと表現することもあります。
はっきりとこれが原因だ!といえるということは難しいため、いくつかの例やその原因について紹介していきます。
四十肩(五十肩)と気持ち悪い~いくつか例をご紹介します~
まず、肩回りが気持ち悪い場合ですが、これは四十肩(五十肩)の初期の症状で気持ち悪いといわれる場合があります。
四十肩(五十肩)の初期症状で気持ち悪い
四十肩(五十肩)の初期は、軽い炎症が原因で、何となく広がるような鈍痛や、特定の動きだけで痛みがでることがほとんどです。
そのため、肩が動かないわけではないけど、なんだかすっきりしない、その重だるさを「気持ち悪い」と捉える方も多いようです。
四十肩(五十肩)の不安定さによって気持ち悪い
同じく、肩回りで肩の不安定さによって気持ち悪いと訴える方もいらっしゃいます。
もともと関節が非常に柔らかい方に多いのですが、肩が抜けそうになる感じを気持ち悪いと訴える例があります。
四十肩(五十肩)になり、肩のなかの筋肉の働きが上手くいかず、もともとの関節の緩さをコントロールできなくなった状態です。
動く範囲が狭くなるわけではないですが、うまく力が入らず不快な痛みも伴いやすいです。
左肩まわりや背中が気持ち悪い
四十肩(五十肩)の気持ち悪いという訴えで最も注意すべきなのが、左肩まわりの気持ち悪さや背中も含めた気持ち悪さです。
四十肩(五十肩)と混同されやすいのですが、実は心臓の問題が起こっていることがあります。
狭心症や心筋梗塞など、命に関わる病気の初期症状であることもあるため注意が必要となります。
四十肩(五十肩)で首も含めて気持ち悪い
四十肩(五十肩)で気持ち悪いと訴えられる例で多いのが「首」も含めた症状です。
四十肩(五十肩)は、姿勢の影響も非常に強く受けるため、首回りの筋肉への影響もとても強くあります。
そのため、首周りのコリ感が非常に強くなっていることも多く、頭痛や気持ち悪さを訴える方もたくさんいらっしゃいます。
頭痛という症状は、危険な病気のサインでもありますので、四十肩(五十肩)以外の病気も疑ってかかるべきかと思います。
四十肩(五十肩)での気持ち悪い~初期症状?首回りの影響?~
では、前述した四十肩(五十肩)で気持ち悪いことの例について、その注意点や対策について書いていきます。
まず、四十肩(五十肩)の初期症状として、気持ち悪いという方の対策からご説明します。
四十肩(五十肩)の初期症状で気持ち悪いときの対策
四十肩(五十肩)の初期症状は、腕を特定の方向に動かすときだけ痛みが出る、なんか重だるいが動かないわけではない、力が入りにくいなどという症状です。
この「動かせないわけはないんだけど。。。」という症状が気持ち悪いと表現されるようです。
この初期症状の場合、四十肩(五十肩)と気づけないことが多いので、少なくとも肩の痛みがあるときは腕をぶんぶん回すなど痛みのある動作は避けるようにしましょう。
四十肩(五十肩)の不安定さで気持ち悪いときの対策
この初期症状に加えて、もともと関節の動きが非常に大きい方、関節が緩い方は重さに加えて肩が脱臼しそうな感じを訴えられる方がいます。
この「抜けそうな感じ」は非常に気持ち悪いようです。
その場合も対応は同じですね。
左肩まわりや背中が気持ち悪いときの対策
四十肩(五十肩)の方で気持ち悪いと訴えられる方で最も注意すべきなのが、左肩周りの痛みと背中や胸に広がるような気持ち悪さです。
これは心筋梗塞などの心臓疾患の前触れであることがあり、このような場合は一度医療機関を受診し、すぐにチェックすることをお勧めします。
気持ち悪い、首周りの症状があるときの対策
姿勢の悪さからくる肩のコリが原因です。
頭痛や耳鳴り、吐き気まで出すこともあり、非常に不快な症状をだします。
さらに四十肩(五十肩)そのものの痛みもあるわけですから、非常に厄介です。
この場合は、一般的な肩こりへの対応と同じで、軽い運動や体操がよいです。
もちろん四十肩(五十肩)もあるわけですから、肩の痛みが出るような体操までは無理しないことです。
ぬるめのお風呂などでゆっくりとリラックスすることや、軽いウォーキングなども良いでしょう。
実は、いかに上手に気分転換をするかがポイントです。
四十肩(五十肩)の気持ちの悪いという訴えは判断が非常に難しいものです。
医療機関を受診した場合、自分の気持ち悪さをより具体的に表現できるように意識することだけでも診断の助けとなります。
まずはどこが、どんなときに、どんなふうに気持ち悪いのか、だけでも意識してみてはいかがでしょうか。