四十肩（五十肩）はなぜ自然に治る？

四十肩（五十肩）になった方で、気づいたら自然に治っていた、なんて方は結構いらっしゃいます。

 

「四十肩（五十肩）は自然に治る」ということは、四十肩の「あるある」の一つかもしれません。

 

まあ、それが多くの誤解を生んでしまうポイントなのかも知れませんが。

 

今回は、四十肩（五十肩）が自然に治ることがあるのか？等について書いていこうと思います。

四十肩（五十肩）が自然に治った！ということについてですが、本当によくある話で、ウソではありません。

 

現実に、何も治療していなくても自然経過で四十肩（五十肩）が治るというのは医師も言っていることです。

 

ただし、問題は、四十肩（五十肩）になった人が、全員自然に治るわけではないということです。

 

そして、「四十肩（五十肩）は自然と治るものだ」といって、治る過程で痛かろうがなんだろうが、気にせずに何をしてもよいと思っている人が多いのも問題です。

 

それでは、そもそも四十肩（五十肩）はなぜ自然に治ることもあるのでしょうか？

 

実は、四十肩（五十肩）は、発症のきっかけもよくわかっていません。

 

ちょっとした外傷が引き金になることが多いのですが、特に腕を動かしていなくても急に四十肩（五十肩）を発症することは非常によくある話です。

 

そのため、治るのも特に何をしたわけでもなく、症状が落ち着くこともあり、痛みが強い時期や関節がカチカチに固まる時期があっても、最後はなんとなく治まってしまうこともあります。

 

そんな経過をたどる方もいるので、四十肩（五十肩）は自然に治るものだということ噂されますし、嘘でもないということになります。

 

四十肩（五十肩）が自然に治るというのは、厳然たる事実ですが、実際には自然に治る人とそうでない人がいるものもまた事実です。

 

多くの場合、その差は「腱板」という肩を支える筋肉の損傷の程度や、肩や背中の筋肉量、日ごろの使い方が影響しているとされています。

 

何がどこまで影響しているのかはわかっていませんが、やはり肩に負担のかかる動作は避けたほうが良いというのは間違いないです。

 

このように、四十肩（五十肩）が自然に治るというのはあり得る話です。

 

しかし、高をくくっていると、治るのが長引いたり、後遺症が残ることがあるのもまた事実です。

 

適切に診断を受け、適切な対処を行うようにしましょう！

四十肩（五十肩）は自然に治った場合だからといって、何も注意することがないかというとそうではありません。

 

では、四十肩（五十肩）が自然に治った場合の注意点などについて書いていこうと思います。

 

四十肩（五十肩）が自然に治る理由は不明ですし、自然に治る人とそうでない人の差もわからないものです。

 

しかし、少なくとも自然に治ったとしても、肩へ負担のかかる動作は、極力避けるというのは間違いなです。

 

真横に手を伸ばしたり、大きくひねったり、という当たり前のことを少しでも避けたほうが良いに決まっています。

 

さらに、四十肩（五十肩）が自然にとはいえ治った場合でも、肩回りの筋肉の過剰な緊張が多少なりとも残っていることが考えられます。

 

そのような筋肉の緊張を、ストレッチなどで取っておくことはとても大切なことです。

 

また、自然に治ろうが治るまいが、肩回りの筋肉の脱力を心掛けることは四十肩（五十肩）の予防にとって非常に重要なポイントとなります。

 

また、自然に治ったとしても肩の中の腱板というインナーマッスルを傷めているケースはよくあります。

 

痛みはなくなり、動きに問題はなくとも、これらの筋肉が弱化していることがあり、筋力強化も行っておいて損はないと思います。

 

ネットで調べてもすぐに出てくる「腱板トレーニング」というものを行っていただくとよいかと思います。

 

このように、四十肩（五十肩）が自然に治ろうが、治るまいが、行っていく対処は大きく変わりないことがわかっていただけるかと思います。

 

自然に治る方がよいかもしれませんが、自然に治りやすくするためにも、できる対処は行った方がよいです。

 

初期の段階で、適切な診断を受けることも大切だと意識しておきましょう。