四十肩(五十肩)とエレキバン~知らない大人はいない?~

四十肩(五十肩)への対処として有名なものとして「エレキバン」、正式名称「ピップエレキバン」があります。

 

かなり有名な商品ですので、エレキバンというだけでほとんどの大人に通じるのではないでしょうか?

 

80や130、190、Mなどの磁束密度の違いがあるということを知っている人もいることでしょう。

 

このエレキバンが四十肩(五十肩)に限らず有効なのかどうかは長年議論がなされ、これは現代でも決着がついていません。

 

そのため、エレキバンの有効性についてはっきりとしたことが言えないのが現状なのです。

 

しかし、実際に使用して楽になったというかたも多くいらっしゃいます。

 

この理由について考えられることを個人的な考えも交えて書いていこうと思います。

四十肩(五十肩)にエレキバンが有効かも?の理由

さて、四十肩にエレキバンが有効(かもしれない)な理由としては、当然磁気の効果が考えられます。

 

血流を良くするというのは、耳にするかもしれないですね。

 

血流をよくしたい場所に貼るのもいいのですが、個人的には、東洋医学の「ツボ」の上に貼る方が効果的ではないかと考えています。

 

(あくまで個人的な意見です)

 

東洋医学を勧めている整体院や鍼灸院では、勧めているところもあるようです。

 

お灸よりもハードルが低いと思いますので、やってみる価値はあるのではないでしょうか。

 

何度も書くようですが、四十肩(五十肩)はパッと治るものではなく、しばらくはうまく痛みと付き合うことが求められるものです。

 

そのため、痛みをいかに緩和してあげるかが大切なのと、痛みのせいでおこる2次的な体への影響を少なくするかが重要なポイントなのです。

 

そのため、東洋医学でも西洋医学でも、エレキバンでもなんでも、四十肩(五十肩)になった肩以外の場所でも、少しでも楽になれば何でもやるべきだという(個人的な)考えがあってもよいのではないでしょうか。

 

さらに、エレキバンが四十肩(五十肩)に有効とされる理由としてプラセボ効果があります。

 

ようするに「よくなった気がする」ということですが、これも馬鹿にはできません。

 

実際に、病院で処方される薬の効果もその3割くらいはプラセボ効果だといわれています。

 

ウソといえばそれでおしまいですが、ただの小麦の粉でも薬と信じて飲めば症状が改善してしまうのです。

 

エレキバンのプラセボ効果も馬鹿にはできないので、どうせ使うならよくなるつもりで使うようにしましょう。

 

エレキバンも使いようです。

 

四十肩(五十肩)の痛みを少しでも緩和するために試してみてはいかがでしょうか?

四十肩(五十肩)とエレキバン~ツボとの組み合わせはいかが?~

四十肩(五十肩)になった方でエレキバンを使ったことのある方は多いのではないでしょうか。

 

では、エレキバンを使う際の効果的(だと考えられる)な使い方について書いていこうと思います。

 

個人的にお勧めしているのは東洋医学のツボに沿って貼る使い方です。

 

ツボに貼る前に、まずは四十肩(五十肩)になったほうの肩をいろいろ指で押してみて、痛いところにエレキバンを貼って様子を見るのがよいでしょう。

 

そうして、しばらくして痛みが少し緩和されるようであれば、次はツボに貼っていくといいと思います。

 

まずは、肩回りのツボです。

 

「巨骨」という (鎖骨の肩側の端と肩甲骨の真ん中くらいにある突起の間の陥凹部)ツボ。

 

「臑兪」 (肩甲骨の真ん中にある突起の外端の陥凹部)などのツボを押して、痛い部分にエレキバンを貼ります。

 

さらに有効なツボの代表的なものとして、足の裏にある「四十肩・五十肩点」があります。

 

薬指と小指の股の間から、まっすぐ下がったふくらみの部分に位置します。

 

もう一つの代表的なツボとして「肩(かた)」があります。

 

人差し指の付け根の下から小指の方向に、首から肩に効くツボが並んでいます。

 

これらのツボにエレキバンを使用してみましょう。

 

さらに、痛みが落ち着いてきても「こわばり」が強く残ることが多くあります。

 

このような場合には、手にあるツボをエレキバンで刺激してみるとよいでしょう。

 

痛みの場所によって刺激するところが変わるといわれています。

 

まずは、肩の前面に残る痛みの場合です。

 

「魚際」(手のひらで親指の付け根から手首までの真ん中あたりで押して痛みがあるところ)というツボが効果的であるようです。

 

次は、肩の横に残る痛みの場合です。

 

  • 「二間」(人差し指の付け根の側面付近の親指側)
  • 「三間」(二間よりも指2本分程度の幅手首側に降りたところ)

 

というツボを刺激してみてください。

 

最後は、肩の後側に残る痛みの場合です。

 

「前谷」 「後渓」(先ほど二間、三間と同じ場所で小指側)を刺激してみてください。

 

このように、エレキバンのツボへの利用は、四十肩(五十肩)にとって有効であると考えられますし、簡単にできるので試す価値ありです。

 

もちろん、エレキバンだけで四十肩(五十肩)が治ることはないかもしれませんが、簡単に試せることは試してみてはいかがでしょうか?

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