四十肩(五十肩)と食べ物~何を食べたらいい?~
四十肩(五十肩)になった方の中から
「食べ物は何を食べたらいいの?」
・・・というご質問をいただくことがあります。
四十肩(五十肩)はどうしても治るまでに時間がかかります。
そのため、普段の食べ物などの生活習慣を見直すことは非常に重要なことです。
そこで今回は四十肩(五十肩)と食べ物について書いていこうと思います。
そもそも四十肩と食べ物にはどこまで関連があるかといわれると、実ははっきりしたことは分かっていません。
ただし、分かっていないといっても全く関係ないとか、悪くなるとかではないので、やはり適切な食べ物を試す価値はあります。
逆に、四十肩(五十肩)になりやすいリスクとして、肉や魚、鶏卵、乳製品などの動物性の食品、お酒や甘い物の摂り過ぎが考えられます。
単にこれらを避ければよいというわけではないですが、これらのものを過剰に摂取しないように心がけることは大切です。
では、四十肩(五十肩)にとってどんな食べ物がよいか、という話に移りましょう。
四十肩(五十肩)にどんな食べ物がいい?
四十肩(五十肩)には、どんな食べ物を選んでいけば良いのでしょうか?
まずは、昔の日本人の食生活のように、当たり前に野菜や発酵食品、海藻をしっかり取り入れた、バランスの良い食事にすることが大切です。
もちろん、筋肉のことを考えるとたんぱく質も適度に摂取することは大切です。
さらに血流に影響する玉ねぎやお酢、納豆などはよいとされています。
四十肩(五十肩)によい食べ物を選ぶにあたって、重要な栄養素としてコラーゲンがあります。
コラーゲンを含む代表的な食べ物は、やはり肉類や魚介類が中心となります。
もちろん、これらを過剰に摂取することで逆効果となることもあるので注意が必要です。
牛すじや豚足、手羽先、鶏の皮、魚のあらや鮭、あんこう、フグなどがコラーゲンを多く含むとされています。
どうしてもたくさん摂りたくなるかもしれませんが、少しずつ毎日とるように心がけましょう。
四十肩(五十肩)にとって食べ物をきちんと意識することは予防にも治療にも重要です。
まずは、自分の食生活を見直すところから始めてみてはいかがでしょうか?
四十肩と(五十肩)有効な食べ物の摂り方~どう食べる?~
それでは、四十肩(五十肩)にとって良い食べ物を摂る際、どのような点に注意が必要なのかを書いていこうと思います。
四十肩(五十肩)にとってよい食べ物を選択する際に重要なことは、もちろん栄養素です。
ところが、実はこれを選ぼうとすることそのものが、食事の偏りを産む、というようなことが言われてきています。
これはサプリなども含め、これを食べるとよい!と言ってきた風潮には反するものです。
しかし、ある特定の栄養素を体に吸収するためには、結局他の栄養素も必要になる、というようなことが分かってきています。
そのため、特定の栄養素をたくさん摂ろうとしても、ほかの栄養素の摂取量を増やす必要がある、という事態に陥ってしまいます。
そのため、何かを重点的に摂ろうとする前に、今のご自身の食事でとれる栄養についてきちんと把握する必要があろうかと思います。
そのうえで、プラスαで四十肩(五十肩)に良いとされるコラーゲンなどを増やして摂取することが大切でしょう。
結局は「バランスよく」が一番!という考え方に戻ってきているようです。
TVなどの情報に踊らされるのが最も四十肩(五十肩)になる近道だ!なんていう医者もいるくらいです。
バランスの良い食事を意識する中で、さらに四十肩(五十肩)にとってよい食べ物を考えと、やはりスープ系がよいでしょう。
先ほども書いたように、肉や魚を使ったようなコラーゲンたっぷりのスープで摂取することが望ましいです。
さらに、四十肩は(五十肩)痛みが非常に強い疾患ですので、無理をせず、バランスのよい摂取ができるとよいですね。
このように、四十肩(五十肩)と食べ物の間には、密接な関連があるとされます。
特に、日本では食べ物への執着心が強いといいますが、食べ物だけでは治らないことはきちんと知っておくべきかと思います。
まずは、じんわりと摂取できるスープ系のものがよいのではないでしょうか?
適切な栄養を摂取し、休息を摂ることは非常に大切なことです。
まずは、自分の食生活を見直し、改善するように努めてみてください。