四十肩(五十肩)とサロンパス~とりあえず使ってみる~

四十肩(五十肩)に限らず、けがをして体のどこかが痛いときにサロンパスを貼ったことがある方は多いのではないでしょうか?

 

これは、四十肩(五十肩)であっても同様です。

 

サロンパスは、市販の湿布薬ですが、病院でも似たような湿布(含まれる薬の量には差がある)薬を処方されることが多いようです。

 

さて、このサロンパス、四十肩(五十肩)には本当に有効なのでしょうか?

 

ネットをみても有効とするものや効かないから中止した方がいい、なんて書いてあるものもあります。

 

(個人的な考えも含めると)実際はある程度、使い方によっては有効ではないかと考えられます。

 

ここでは、四十肩(五十肩)に対するサロンパスの効果性についてご説明します。

四十肩(五十肩)にサロンパスが有効という理由は?

四十肩(五十肩)にサロンパスが有効だと言われる理由はどこにあるのでしょうか?

 

そもそも、サロンパスなどの湿布薬には「消炎鎮痛薬」がしみこませてあり、それを炎症が起きている部分に薬を浸透させることが目的のものです。

 

効かないのは、本当に炎症が起きている部分に貼っていない、炎症が起きている部分が関節内の深いところで薬が届かない、などの理由が考えられます。

 

これが厄介で、炎症が起きている部分がすなわち痛いところか?というと間違ってはいないのですが、筋肉からくる痛みなどで隠れてしまい、炎症の起きていない別の場所の方が痛いことも多いのです。

 

そのような場所に、いくら湿布を貼っても、あまり効果はないのはお分かりいただけるのではないでしょうか?

 

今度は逆に、四十肩(五十肩)にサロンパスなどの湿布を貼ったら、何かを試したら3日で治った、という方もいらっしゃいます。

 

はっきり言うとこれは、「そもそも四十肩(五十肩)ではない」のではないかと思います。

 

これはよくあることなのですが、医師でも説明が面倒なので

 

「四十肩(五十肩)みたいなもんですね~」

 

と、あえてわかりやすい病名を話すことも多いのです。

 

(できればこれはやめてほしいのですが・・・)

 

このような四十肩(五十肩)風の痛みは、極端に言うと大概の治療法で何をやってもすぐに治るので「四十肩が奇跡的に治った」みたいな感じに思ってしまうのです。

 

整体や整骨院なんかでは、このような症例を声高らかに喧伝するところもあるから困ったものです。

 

(そうでないちゃんとした整骨院や整体もたくさんありますよ)

 

サロンパスなどの湿布薬は、炎症の起きているところに使って、初めて効果のあるものです。

 

もちろん、貼っている感覚があるうちは、薬の効果だけでなく、貼っていることのその感覚だけで痛みは和らぐこともわかっています。

 

(手当てと同じ効果)

 

なので、サロンパスにはあまり否定的にならずに、もちろん劇的な効果も期待せずに、四十肩(五十肩)に試してみる方がよいのではないでしょうか?

四十肩(五十肩)とサロンパス~いろんな使い方があります~

四十肩(五十肩)になった方でサロンパスなどの湿布薬を使ったことのある方は多いです。

 

では、サロンパスなどの湿布薬を使う際の効果的(だと考えられる)な使い方について書いていこうと思います。

 

個人的にお勧めしているのは、やはり痛みのある場所に貼ることです。

 

先ほども書いたように、四十肩(五十肩)の炎症が起きているところに貼るのがベストだと思います。

 

しかし、実際には炎症が起きているところがわからない例や、痛い場所と、炎症している場所が離れていることもあります。

 

なので、効果を見ながら場所も変えてみるか、やはり医療機関で相談する方が良いと思います。

 

そのほか、よく耳にする質問として「冷たい方がいいのか温かい方がいいのか?」というものがあります。

 

ネットには急性期には冷たいので、慢性期には温かいもので、なんて書いてありますが、これはどっちでも構わないと言われています。

 

あくまで、皮膚の表面が冷たい感じ、温かい感じがするだけで実際にはサロンパスに冷やす効果、温める効果は全くありません。

 

主観で気持ちの良い方をお勧めします。

 

サロンパスの場合は温かいものもあるようですが、ほとんどが冷たい感じのするもののようですね。

 

四十肩(五十肩)でサロンパスを利用する場合ですが、もし可能なら、痛みの場所に関わらず、肩の前と後ろを2枚で包むように貼ってみるとよいでしょう。

 

本当の四十肩(五十肩)であれば、肩の中で炎症が起きているところがあるはずです。

 

なので、それをしっかりとくるむようにサロンパスを貼ることで、薬を炎症の起きている場所まで届かせることが期待できます。

 

同じく四十肩(五十肩)の場合、痛みがある方の肩の首筋に貼るのも効果的でしょう。

 

どうしても肩の動きをかばうので「首周りのコリ感」も強くなってしまうからです。

 

四十肩(五十肩)への対処で、全く別のサロンパスの利用方法もあります。

 

それは、足の裏に貼ることです。

 

東洋医学の「ツボ」の考え方になります。

 

ツボのところでも書いた「四十肩点・五十肩点」や、足の小指の付け根、かかとの後ろの方、などに湿布を貼る治療法もありますので、これも試してみる価値があると思います。

 

このように、サロンパスもまずは適切な使い方を知って、いろいろ試してみるのが良いと思います。

 

極端に効く、効かないといっている人はうまく使えないだけです。

 

劇的な効果も期待せずに、まずは四十肩(五十肩)に対していろいろと試してみるのがよいのではないでしょうか?

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