四十肩(五十肩)の前兆って・・・~なんかおかしいな?~
四十肩(五十肩)になった方の多くの話で、特に何もしていないし、前兆もなかったということがあります。
四十肩(五十肩)はとても多くの人が苦しむものですが、その発症のきっかけはわからない、ということがほとんどです。
それでは四十肩(五十肩)には前兆はないのでしょうか?
ここでは、四十肩(五十肩)の前兆についてご説明します。
四十肩(五十肩)に前兆がないってホント?
基本的に、四十肩(五十肩)にはハッキリとした前兆を感じ取る人はあまり多くありません。
前兆がないわけではないのですが、感じ取りにくいことが多いようです。
さらに、人によって、いつから四十肩(五十肩)になったかが決めづらいのが、ある意味、四十肩(五十肩)の特徴の一つでもあります。
前兆らしきものに気づかないことも多いので、医療機関を受診するタイミングも人によってバラバラなようです。
肩に痛みが出始めてからすぐに医療機関を受診する人もいれば、何週間も、何か月も経ってからようやく受診する方もおられます。
それだけ、四十肩(五十肩)の前兆というものは感じ取りにくいもののようです。
さて、四十肩(五十肩)の前兆として考えられるものの代表は、やはり肩回りの筋肉の張りでしょう。
四十肩(五十肩)になった方の話をうかがうと、痛みが出る前に妙に肩が重かったとか、肩の中がおもだるい感じがしたとかいう話をよく耳にします。
最も多い表現としては、筋肉痛のような感じといわれることが多いように思います。
そして、筋肉痛のような痛みであれば、なんだただの筋肉痛か、と思われることが多いので医療機関を受診するタイミングが遅れがちになるのも分かりますよね。
前兆というかキッカケについても、よくよく聞いてみると、
- 後ろに手を持って行ったときに一瞬チクっとした
- 物を持った時に一瞬カクっと力が抜けたような感じがした
など、ほんのわずかな痛みが肩にある、ということも一つの前兆かもしれません。
このように、四十肩(五十肩)の前兆は、ついつい見過ごされがちなことが多いです。
肩回りに普段より筋肉痛のような痛みが強かったり、肩の中がズーンと重い感じしたり、そんな感じがしたら要注意、早めの受診をお勧めします!
四十肩(五十肩)は前兆が分かりにくい~動かせても動かさないで~
四十肩(五十肩)になった方で前兆があった、という方はあまり多くありません。
よくよく聞いていくと筋肉痛のような痛みがあった、くらいのものです。
先ほども書いたように、実はその筋肉痛のような痛みが前兆であることが多いのですが、前兆がある場合はどのようなことに注意していけばよいのでしょうか?
四十肩(五十肩)の前兆としては、筋肉痛のような痛みや肩の中のずーんとした重だるさがあります。
それに加えて、しばらく前だとしても一瞬チクっと肩に痛みがあったり、力が抜けるような感覚を感じたりした方は、四十肩(五十肩)になるかも・・・と思ってよいでしょう。
そのような場合、どのような注意が必要なのでしょうか?
基本的には、四十肩(五十肩)になった場合と同じ対処を行うことが重要になります。
もっとも大切なのは大きく動かさない、ということです。
前兆の段階では可動域の制限はほとんどないため、動かす範囲に困ることはありません。
筋肉痛のような痛みがあるため、なんとなく動かしたくなり、ぐりぐりと肩を回す方が多いのですが、それは行わない方がよいでしょう。
むしろ、肩より上に手をあげないようにする、体の横に手を伸ばさない、重いものを避ける、などそこまでする必要ある?くらいの注意でも良いと思います。
ガチガチに固めて動かさない、まですると逆効果ですが、大きく動かすのは、やはり避けたいものです。
実は、この初期の段階で無理をすると、四十肩(五十肩)の経過が悪くなることが多く、治りが遅くなったり、痛みが強くなったりしてしまうのです。
反対に、肩甲骨や背中は大きく動かすようにして、柔軟に保つことも対処の一つでしょう。
また、そのほかの注意点としては首の問題があるかもしれないということです。
首の問題があっても肩回りに重さが出てくることがあり、チェックとして首を反らすような動きをしたときに、肩に重さが強くなるようであれば、首の問題かもしれません。
ましてや、首を動かしたときに、腕や指までしびれや重さが広がるようであれば、早めに医療機関を受診するとよいでしょう。
四十肩(五十肩)の前兆は非常に感じにくく、はっきりしません。
そのため肩が重いなと感じたら、まずはここにあげたような四十肩(五十肩)に対する基本を実践してみてはいかがでしょうか?
動かせても無理しない、ということが大切です。